GODIEGO DISCOGRAPHY

TITLE
中国 后醍醐
DATA
1980年12月25日
日本コロムビア AF-7026

リリース当初約 3千枚のセールス。チャート77位(オリコン)。

 

SONGS

A01 ザ・バース・オヴ・ジ・オデッセイ/The Birth of the Odyssey (テープ)
02 ステッピン・イントゥ・ユア・ワールド/Steppin' into Your World
03 モンキー・マジック/Monkey Magic
04 ナマステ/Namaste
05 ニー・ハオ・天津/A Promise in Tianjin
06 ポートピア/Portopia
B07 ビューティフル・ネーム/Beautiful Name
08 (カミング・トゥゲザー・イン) カトマンズ/Coming Together in Kathmandu
09 ウェイヴ・グッドバイ/Wave Good-Bye
10 セレブレイション/Celebration
REVIEW

ゴダイゴの2nd ライヴ・アルバム。 80年10月23・24日、中国の天津市の第一請工人文化宮劇場で開催された「第一回中日友好音楽祭」に出演時の録音。

同ライヴは中国ではTVで同時中継され、日本では81年1月1日にテレビ東京で「ロックが中国に入った日」として放映された。 またこの時の「モンキー・マジック」の映像は、ビデオで発売された「日本ロック映像全集」(フジテレビ/リットーミュージック)にも収められている。 録音自体は良く、オフィシャルのライヴ盤の中では比較的良い仕上がりだが、ドラムとホーンズに比べ中低音域を支えるギター等のボリュームが小さく、音圧が不足している。特に「ポートピア」等はテレビ放送の方が迫力があると思う。 ゴダイゴのライヴ盤のほとんどがそうなのだが、タケカワユキヒデのヴォーカルを差し替えたりしていることが、ハンドマイクに回り込む楽器の音を消してしまうため、ライヴならではの臨場感(音圧感)が不足してしまうのだと思われる。 

また聴衆を考慮してハードな曲は避けたということで、選曲はやや微温的な印象を受ける。 TV放映では、レコード収録曲以外に「ガンダーラ」、「シルク・アンド・スパイス」、「レイディ・ライディ」、「威風堂々」を演奏していた他、メンバー紹介ではそれぞれのソロも聞けた。「ビューティフル・ネーム」はドキュメンタリーという観点から(中国語でのオーディエンスとの合唱を)入れたかったと思われ、1枚物のライヴアルバムではやや長すぎる演奏だが間然収録されている。
「ロック」のライヴ盤という意味では「威風堂々」を入れるべきだったが、当時著作権の問題が解決していなかったため収録できなかった。

前年に2枚組ライヴの「マジック・カプセル」をリリースしたばかりで、かつ内容も新味に乏しかったため、80年という時期にも拘わらずかなり低調なセールスだった。

 

EPISODES

本アルバムからは「ナマステ」が、同曲の日本語版シングルのB面としてシングルカットされている。
 

ジャケットは鮮やかな赤地に「中国 后醍醐」の文字が書かれたもの。
クレジットも中国語表記になっている。
ライナーはカラー写真満載で、ゴダイゴの中国での毎日を克明に追っていて、ドキュメンタリー資料としてはなかなか充実している。

当初はLP、カセット(CTK-7042)での発売。後にCD(Q盤)で復刻(94.7.21/COCA-11878)されたが、これはジャケット/ライナーの一部が省略されている。

  

CREDITS
Producer ジョニー野村 & GODIEGO
Engineer 岡田則男, 大野映彦 他
Arranger ミッキー吉野
ホーン・アレンジ: ミッキー吉野 & Swami ひろし
Players G-Personnel : MarkV
タケカワ ユキヒデ: Vocal
ミッキー吉野: Keyboards, Vocal
浅野孝己: Guitars, Vocal
吉澤洋治: Bass, Vocal
トミー・スナイダー: Drums, Vocal
  
ゴダイゴ・ホーンズ(第三次)
・Swami ひろし: Trumpet
・井口秀夫: Trombone
・松風鉱一: Sax, Flute
Designer & Photographer  

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