しかし、タリスマンの活動においては、ヴォーカルの他、作・編曲に重要な位置を占めていたらしい（例えばタリスマンのサントラ・シングル「ウルトラマン80」は木村の作・編曲である）。

タリスマンは80年に奈良橋陽子演出・タケ音楽監督のミュージカル「ヘアー」の演奏を担当、同バンドがコミック「超人ロック」のイメージ・アルバムを製作した際にタケが作曲で、浅野孝己が演奏で関わっている。

ソロでは、木村昇/ハーリー木村の名前で特撮・アニメのサントラを歌っている。　木村昇としては、大野雄二が音楽を担当している（新）「ルパンIII世」のサントラにトミーやサンディ・ホーン等と共に参加、また同じく大野雄二音楽のTV「大激闘」（特命刑事）の主題歌「愁いの街」でもヴォーカルを担当している。

ハーリー木村名義では、「宇宙刑事ギャバン」や「科学救助隊テクノボイジャー」のサントラで歌っている。　タリスマンで参加した上述の「超人ロック」でもハーリー木村の名前を使用している^^。

タケと共に英語での唄を得意としたヴォーカリストである。

90年代に入ってからは、Vシネマの音楽等もやっているらしい。

珍しいところではファーラウトからファー・イースト・ファミリー・バンドに参加した伊藤詳の82年のソロ・アルバム「日出処の天子」に、原田裕臣（Dr）、豊田貴志(Violin)、篠原信彦(P）、チェピート（B)、石川恵樹(G,B)と共にギターとベースで参加している。