The Golden Cups Mark I

(第一期ゴールデン・カップス/Mark I)

Member Instruments
デイヴ平尾 Vocals
エディ藩 Guitar, Vocals
ケネス伊東 Guitar, Vocals
ルイズルイス加部 Bass
マモル・マヌー Drums, Vocals
   

1966年12月、横浜・本牧のクラブ 「ゴールデン・カップ」を中心に「(平尾時宗と)グループ・アンド・アイ」という名前で結成された時のメンバー。

当時、メンバーは全員ハーフと言われていたが、実際にはハーフはケネス伊東ルイズルイス加部だけらしい(デイヴ平尾マモル・マヌーは日本人、エディ藩は中国人)。

日本人ばなれした感覚とテクでゼム、ヤードバーズ、ジェームズ・ブラウン、オーディス・レディング、フォー・トップス等のR&B(リズム・アンド・ブルース)を演奏しており、玄人筋の評価が高かった。

1967年6月、バンド名を「ザ・ゴールデン・カップス」に改め東芝/キャピトルよりシングル「いとしのジザベル」でメジャー・デビュー、67年11月もシングル「銀色のグラス」をリリースする。
「いとしのジザベル」は哀愁調のGSっぽい曲だったが、「銀色のグラス」はかなりガレージ色が強く、続いて68年3月に発表されたアルバム「ザ・ゴールデン・カップス・アルバム」は当時のGSのレベルを超越したアーティスティックなものだった。

この後シングルはGS作家による売れ線を意識したもの、アルバムは洋楽のカヴァーを中心とした通好みのサウンドという二本立てのスタンスで3枚目のシングル「長い髪の少女」(68年4月)は哀愁路線で大ヒットし、アイドルとしての人気も勝ち得ることになる。

2枚目のアルバム「ザ・ゴールデン・カップス・アルバム第二集」製作中の68年7月にケネスがヴィザの関係でハワイに戻り、替わってミッキー吉野がキーボードで参加、第二期ゴールデン・カップス(Mark II)となる。

 

Writer/Editor 高崎勇輝
Special Thanks to 「日本ロック紀GS編」黒沢進氏著(シンコー・ミュージック刊)
[日本ロック大系」(白夜書房刊)
「ロック画報07」(BI PRESS刊)
「天使はブルースを歌う」山崎洋子氏著(毎日新聞社刊)
「みんなGSが好きだった」北島一平・中村俊夫両氏著(扶桑社文庫)
ザ・ゴールデン・カップス公式サイト
「ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム」サン・マー・メン著(小学館刊)
「ザ・ゴールデン・カップスのすべて」和久井光司編(河出書房新社刊)

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