ルシール/君は僕に首ったけ〜悲しき叫び

ザ・ゴールデン・カップス

Release 1969年5月1日 東芝キャピトル CP-1043
Chart Action なし
Produced by 不明
Engineered by 不明
Arranged by ザ・ゴールデン・カップス
Player Cups-Personnel : MarkIII
デイヴ平尾: Vocal
エディ藩: Guitar
ルイズルイス加部: Bass
マモル・マヌー: Drums, Vocal
ミッキー吉野: Keyboards
ケネス伊東: Guitar, Vocal
 
Songs A.ルシール/Lucille
B.君は僕に首ったけ〜悲しき叫び/You've Really Got A Hold On Me〜Bring It On Home To Me
   
Comments ザ・ゴールデン・カップスの7thシングル。

A面はリトル・リチャードの曲をエヴァリー・ブラザーズのヴァージョンでエディ藩マモル・マヌーがデュエットで唄っている。
B面はスモーキー・ロビンソン&ミラクルズとサム・クックのナンバーのメドレーで、ゾンビーズのヴァージョンをカバーしている。「ルーツ・オブ・ジャパニーズ・ポップス(1955〜1970)」によれば、この曲は古くからのレパートリーらしい。
A・B面共に「ブルース・メッセージ アルバム第三集」からのシングル・カット。
カップスの69年末までのシングルは「過ぎ去りし恋」を除いては全て職業作曲家(村井邦彦/鈴木邦彦)の作品である。
なぜこのシングルだけ、A・B面共にカバーのものを出さねばならなかったのだろうか?
ある意味非常に中途半端なものと言える。

このシングル以降はますますヒット・チャートを意識しないニューロック寄りのものになっていく。

 

Jacket/Liner ジャケットはケネス伊東を除くメンバーが雑然と座っているもの。愛想の無い雰囲気がクール^^。特にサングラスのエディ藩がカッコ良い。
この写真のアウトテイクスが後にリリースされたベスト「GS オリジナル・ストック2 ゴールデン・カップス」に使用されている。

シングル・ジャケット上のコピーは「世界に伸びるゴールデン・カップス!!」である^^。

 

Version シングルレコードのみの発売。
Writer/Editor 高崎勇輝
Special Thanks to くまさん
STEVE RATさん
「日本ロック紀GS編」黒沢進氏著。
「ルーツ・オブ・ジャパニーズ・ポップス(1955〜1970)」黒沢進監修(シンコー・ミュージック刊)

  SG-GC-Lucille.jpg (78652 バイト)

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本コラムは非営利の個人である高崎勇輝がレコードの批評を目的として作成したものです((c) 2003 by 高崎勇輝 All rights reserved)。
ここでのジャケット写真掲載については、日本国著作権法第32条(引用)に留意の上この範囲内に収まるものと考えておりますが、もし関係者の方でご 意見がございましたら 高崎までご一方頂ければ幸いです。