The Golden Cups Mark III

(第二期ゴールデン・カップス2/Mark III)

Member Instruments
デイヴ平尾 Vocals
エディ藩 Guitar, Vocals
ルイズルイス加部 Bass
マモル・マヌー Drums, Vocals
ミッキー吉野 Keyboards
ケネス伊東 Guitar, Vocals
   

68年7月にヴィザの関係でアメリカに一時帰国するため脱退したケネス伊東が同年10月に戻ってきたもの。 

公式にはケネスが抜けてミッキー吉野が参加した第二期ゴールデン・カップス(Mark II)が当時のメンバーとなっており、アルバム「ザ・ゴールデン・カップス・アルバム第3集(ブルース・メッセージ)」やシングル「過ぎ去りし恋」「本牧ブルース」「ルシール」はケネス在籍時にも関わらず、ケネスはジャケットに写っていない。
これはアメリカ人であるケネスが観光ビザで滞在しているため、表向きはカップスに参加していないことになっているためである。ジャケットの写真以外にも、例えばテレビ出演等大勢の人の目に触れるところではケネスは出ていない。

このメンバーでのレコードは上述以外にも「ザ・ゴールデン・カップス・アルバム第二集」の一部や「スーパー・ライヴ・セッション」、そして番外編の「四つの明星/なかにし礼作品集」がある。

サウンド面ではエディ藩がイニシアティヴを取る様になっており、元々のR&B路線から彼が当時傾倒していたマイク・ブルームフィールドに代表されるホワイト・ブルースへとスタイルがシフトすることになる。
しかしメンバーの間でもいろいろ音楽的な対立があったらしく、69年4月にエディ藩はケネス伊東と共にカップスを脱退、エディ藩グループ第一次)を結成する。
残ったメンバーはルイズルイス加部がギターに回り、ベースに林恵文を迎えて第三期ゴールデン・カップス(Mark IV)となる。

細かいことを言うと、「ザ・ゴールデン・カップス・アルバム第二集」収録の「ショットガン」等は第二期ゴールデン・カップス(Mark II)の前なので、「MarkIII」ではないという言い方も出来るが、まぁそんな細かいことは言わずに^^。

 

Writer/Editor 高崎勇輝
Special Thanks to 「日本ロック紀GS編」黒沢進氏著(シンコー・ミュージック刊)
[日本ロック大系」(白夜書房刊)
「ロック画報07」(BI PRESS刊)
「天使はブルースを歌う」山崎洋子氏著(毎日新聞社刊)
「みんなGSが好きだった」北島一平・中村俊夫両氏著(扶桑社文庫)
ザ・ゴールデン・カップス公式サイト
「ザ・ゴールデン・カップスのすべて」和久井光司編(河出書房新社刊)

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